ボローニャの絵本市

今年初めてボローニャの絵本市に行ってきました。絵本市は4月1日から4日まで。私は1日の夕方にボローニャに着き、2日・3日絵本市に通い、4日の午前中は街をふらりして、午後の便でオランダの自宅に帰りました。

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ボローニャはおっぱいから水を吐き出すこの噴水が有名です!

着いた初日の夕食、エアビーアンドビーのホストさんに近くの美味しいレストランを教えてもらい、遅い時間に行くと満席になると言われたので早めに行きました。店はがらーん。唯一、奥の6人席のテーブルに二人の女性が座っています。お店のおばさんに私が「一人です」というと、お店をぐるっと目で見渡した後、「ここ」と席を指定されたのがその二人の女性と同じテーブルでした。彼女たちも、私もビックリして、つい目があって笑ってしまいました。仕方ないのでいわれた通りその席に座りました。二人の女性の邪魔にならないよう、ノートを出し、メモを書いたり、考え事をしたりしていました。そのうち二人の女性の一人が話しかけてくれて、「あなたも絵本市に来たの?」と聞いてきて、「そうです」と答えると、「私は遊びに来ているけど、友達は絵本市にきているのよ」と紹介してくれて、話が盛り上がりました。彼女はベルリンに住んでいるスペイン人、お友達はベルリンに住んでいるブラジル人。初日からこんな素敵な出会いがあるなんて、夢にも思っていませんでした。その後、毎日ブラジル人のロザンジェラさんとは絵本市で会って、「今日はどうだった」という感想をききっこし、夜も一緒に過ごし、おかげさま心強かったです。

さて、Bologna International Children’s Book Fair!

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会場の入り口

その広さ!初日は目まいしました。どこから始めれば良いのかわからなければ、たった二日間では回りきれないのではないかという焦りも。何度も迷子になりながら、少しづつブックフェアの地理とそのマナーを身につけていきました。

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イラストレーターが自分の名刺やポスターを貼る壁が会場にいくつかもあります。私も貼ってみました。翌日チェックしたら、なくなっていました。どういうことだろう。

出版社は版権の売買にここに集まるので、事前にアポを詰め込んで、大忙しくしています。他方、イラストレータはポートフォリオや作品をみてもらうビッグチャンスなので、大きなリュックやポートフォリオフォルダー、たまにスーツケースまで持ち運んで、ブースからブースへと動き回っています。入選したイラストレータは主催者側が事前にいくつかの大きな出版社の編集者とアポを取ってくれていて、作品をみてもらえる仕組みになっています。「一般の」イラストレーターは自ら売り込みをしなければいけませんが、多くの出版社は毎日ポートフォリオレヴューの時間枠を指定していて、そこの列に並んで自分の番を待てば、作品をみてもらえるという仕組みになっています。人気の出版社の場合、一時間以上待つこともよくあるみたいです。一時間半待って、ちょうど私の番というときに、「時間オーバー、今日はここで終了します」と言われることもしばしば。そう言われたばかりのイラストレーターに何回か会いましたが、「おいしいジェラートを食べに行くといいよ。お店、あそこにあるよ」と慰めました。私も疲れたときは会場のアイスクリーム屋さんに行きました。アイスクリームに感謝します。

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版権の売買で忙しくしている出版社の担当者たち。

出版社がポートフォリオレビューを指定していない場合は、ブースの方に直接話してみて、まず編集者がいるかどうか確認して、時間があれば作品をみてもらえるかを聞く。全く受け止めてくれない出版社もあれば、「ぜひ」と喜んでみてくれる編集者や、「今は次のアポに走らないといけないから一時間後また来て」と言ってくれる場合と、「次のアポまで5分あるから今だったらいいわよ」と言ってくれる編集者も。

作品に関する反応・感想は編集者ごと、出版社ごと、国ごと様々でした。A社であまり受けがよくなくても、B社でとても評価されたり。C社で評価されても「残念ながらうちの方針に合わないけど、あそこに見せるといいよ」と、D社を紹介してくれる親切な編集者に出会ったり。E社では「絵はいいけど、テキストなくてもいいかも」といわれて、一方、F社では「テキストは素晴らしいけど、絵は考え直した方がいいかも」といわれたり。

たくさんの意見・感想を聞かせてもらい、その中には深く響く言葉もあり、自分でもぼやっと思っていたことを客観的に伝えてもらえたり。たった二日間でこれほどの言葉をもらえて、その中で自分の道を探し出し、自分でパズルを組んでいくという、今までになかった貴重な体験でした。

編集者の方の多くは初日と二日目で引き上げる場合が多いようで、3日目の午後からは担当者誰一人もいないブースも結構見かけました。次回は二日目から入るのではなく、初日から参加しようと思いました。あと、なるべく荷物は少なめに!1日目ですでに肩と背中が痛くて苦しかったです。

二日目は、時間に少し余裕がでてきたので、入選されたイラストレーターの展示会を見回りました。素晴らしい原画がたくさん見れます。

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そして、会場を歩いていると、たまたまチェキーの大好きな絵本作家Kveta Pacovskaさんがドイツの出版社でサイン会をされていて、大感動!一冊購入して、息子宛てにサインをいただきました!

 

また、イタリアのBabalibri出版社では、やっとずっと探していたイエラ・マリの本を4冊購入。素晴らしい作品です。

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三日目の午前中は、街を散歩。有名な絵本専門店に寄ってみたり、パスタ屋さんを覗いてみたり、ゆっくり過ごしました。

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絵本専門店の看板のおじさんがかわいい。

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